正直この廃校の場所は非常にアクセスも悪く、行きたくても結構断念している方も多いんじゃないでしょうか。
素晴らしい廃校舎ですが、私ももう二度と来ない…いやしんどい思いをしてまで、わざわざここまでもう一度来たいと思わないというのが正しい表現。本当に行くまでが長く過酷。
ですが関西圏で屈指と言われている場所でありずっと行きたかったので、しんどい道のりを車で進んでいきました。

この写真を見てもらったらわかりますが何がしんどいかというとまず和歌山のかなり辺鄙な場所にありそこに辿り着くまでが相当長い、あと廃校に行く直前ルートはまともな道がない…。
谷底だらけなのに1車線でガードレール殆どなし、鹿は出る、落石もある、至る所凸凹、未舗装は当たり前。
落ちたら終わりの1車線道路が連続しており、自然の巨木がガードレールの代わりかと思うような過酷道ばかり。
昔走った高知の439号線を思い出します。あそこほど長丁場ではないですがおそらく40~50分くらいはこういう道を車で走らないと到達できないと思います。
この廃校、入口は誰が見てもこれだ!とわかるようにちゃんとわかりやすくなっています。おそらく卒業生の誰かかもしれないが僕らの通っていた学校はここにあるよ、とわかるよう配慮したのか?と邪推。
「でも、ここって誰が来るんだろう…」というような所にあって本当に簡単に来られるような場所じゃないのでいるのは自分一人だと確信。多分ですが和歌山に住んでる方でもわざわざここには来ないんじゃないでしょうか…。


挨拶代わりに入り口下りたところすぐに廃屋があるけど倒壊気味で特に目立つようなところはない。
見えてきた。もうこのシルエットの時点で鬱蒼とした廃墟の雰囲気をかなり久々に感じます。
そのくらい本物の廃っぽい所に来たのも久しぶりなので。
本気でワクワクしてきました。

廃校になってから大分経過しており、所々に草木が浸食している模様。
校舎の入口と思わしき場所がどこかわかりにくい。
ここが入口かなと思ったけど中は部屋になっているようにも見えるので違うかもしれない。


入口?横の廊下になっている場所。黒板はなぜかこっちに移動している?
晴れていなかったので割と暗く、一人で最初踏み入った時はちょっと怖いなと感じてました。
中に入って一周してみるとそんな感じはなくなりましたが。
所々床板が割れている場所もあり、踏み抜きそうなので慎重に歩く。
教室内のオルガン。この校舎の魅力が詰まっている。
昔は誰かが弾いていたと思うとちょっと切ない。
曲がったレコード盤と錆びたレコードの再生機。私もレコード盤、昔一度見たことがある程度。
社会の教科書。省略するが、中には教鞭をとっていたと思われる人物の手書きのメモがかなり書き込まれていた。熱心さが伺える。


歪んで倒壊しそうでもまだ耐えている校舎。
最初は暗かったけど途中陽光が差し、幻想的な面立ちになってきた。
いろんな角度から見たくて行ったり来たりしてしまう。

言葉なんて要らなかった。ここに来て良かった。
校庭はシダだらけだ。だがそれがいい。

ここがまだ運動場で子供が走り回っていた姿が何となくぼーっと考えているとイメージに浮かんできた。
残っていてくれてありがとう。
私は二度と来れないだろうけれど、これからも壊れずこのまま残り続けていてほしい。
そんな場所でした。