ブログを見る人がいないだろうからこの記事を残しておく。
廃墟探しで経験したことの感想と、まだこういう趣味を持つ絶滅危惧種レベルの奇特な人がいたらと思い書き残しておく。
まず旅をする理由の一つに、廃墟へ行くことや写真を撮ることを目的としていた。
最初は単純に旅をするだけであったが、廃墟の魅力に脳をやられると次はあそこへいきたいなあとなってしまうのである。昔から旅をしたり探検は好きだった。
当方は西日本在住なので、遠いからあえて行くこともないのだが行ってみたい廃墟は実はまだある。
廃墟じゃなくても行ってみたい場所もある。絶景も良いし、路地裏でも街並でも廃墟な雰囲気を感じるところは沢山ある。
行けていない場所は正直まだまだある。北陸、東北、北海道、関東圏の廃墟などは未開である。
廃墟で写真を撮るのは悪くないし根っからの廃墟・遺構フェチであれば、その場にいるだけでたまらない雰囲気を感じることができる。
軍艦島や今や管理された某超有名ホテル跡の写真に美しさを見出したり、イマジネーションをくすぐられる人なら、いつまでもいたくなるような素敵な空間はちゃんと探せばある。
写真で見るのと行くのとでは何が違うかと言うと、行けばわかるとしか言えない。
廃墟探しの楽しみはそこに行くまでの苦労も思い出になるところだ。
私が経験して思うのは、そもそも廃墟の立ち入りは危険だ。そもそも入ってはいけないのだ。こういうブログやってるしあえて触れることもないが、よろしくない面もある。
簡単に立入許可を取れるのならばきちんと事前に立ち入りの許可を取るべきような場所はあるし、誰が管理してるかもわからない状態で「どうすれば入れるの?」というようなところもある。この趣味で危険を感じたことは数え切れないくらいある。
本当に行って良かったなって感じる廃墟は両手で数えるくらいしかないし、辿りつく苦労の割りに微妙な場所も沢山ある。このブログで掲載できない・掲載してないような所とか。
廃墟へ興味のある人は、誰でも足を運べるような公のスポットで廃墟的なスポットも多数あるのでそういうところへ行くのが良いです。
ここで公開してるとこだと、和歌山の友ヶ島・広島の大久野島・長崎の魚雷発射試験場跡地とかが西日本で手軽に行ける観光廃墟スポット上位といっていい。スケール最強の軍艦島は今やツアーだから中に入れないのがもどかしいが、上の3つは誰でも隅々まで歩ける。
こういう誰でも行ける観光廃墟以外は前もって入念に家路につくまでの準備と計画をしておかないと、失敗や苦労することもあるし思ってもない災難に見舞われることもある。なので絶対おすすめはしない。探す・入る・散策・出るのステップの中で入る・出るが最も危険なのでそこをしっかり考えておかないと痛い目に合う。
昔を振り返ると、なぜわざわざ危険に晒されに行くのかと思うのだが、そこに行く時はそんなことは微塵も考えてはいない。
行くと決めたときに思い立って行くのである。やっぱり廃墟を歩くのが好きだ。
行きたくなったときにまた旅に出ると心に決めている。ときどき海外廃墟はいつになったら行けるのかなんて考えていることもある。
廃墟探しなんてこんなテキスト見るとただの高二病の延長いい加減にしろと思うでしょうが、大人になってもこういう変な趣味を持つ人間もいる。
廃墟はいい。日本はまだまだいけていないところ沢山あるし、素晴らしい廃墟もあるだろうから。
日本にはあまり一般人に立ち寄られないが素晴らしい場所がまだまだ残されている。